【1月7日|為替ファンダメンタル分析レポート】
「最初の“揺さぶり”が始まった。しかし、これは本流ではない」
1月7日。
年初相場が静かに次の段階へと進み始めた。
1月5日・6日までは、
市場全体が様子見に徹していた。
だが7日を境に、
為替市場には小さな変化が現れている。
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値幅がわずかに広がった
-
一部通貨で一方向の動きが出始めた
-
短期筋の参加が増えた
これを見て、
「いよいよ動き出した」
と感じた参加者も多いだろう。
しかし結論から言えば、
これは本流ではない。
1月7日の動きは、
**“年初恒例の揺さぶり”**に過ぎない。
■ 1. 年初の揺さぶりとは何か
年初相場には、
毎年ほぼ必ず現れる特徴がある。
それが、
方向感のない動きで、参加者を振り落とす
という現象だ。
● なぜ揺さぶりが起きるのか
理由は明確だ。
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ポジションが軽い
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流動性がまだ完全ではない
-
短期筋が主導しやすい
この環境下では、
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本命方向と逆に動く
-
すぐに否定される
-
継続性がない
という値動きが頻発する。
1月7日の相場は、
まさにこの特徴を備えている。
■ 2. ドル円:揺さぶられても、軸は変わらない
ドル円は1月7日、
わずかに値幅を広げた。
これを見て、
「再び動き出すのではないか」
と考えるのは自然だ。
だが、
ファンダメンタル視点で見ると、
評価は一切変わっていない。
● 動いた理由は“材料”ではない
今回の値動きは、
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新しい経済指標
-
中央銀行の方針転換
-
地政学的リスク
いずれでもない。
単に、
薄い市場で、動かしやすかった
それだけだ。
● 本流資金は参加していない
最も重要なのはここだ。
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値は動いた
-
だが、ストーリーが変わっていない
本流資金は、
「まだ仕掛ける段階ではない」
と判断している。
■ 3. ドル:強さの錯覚が生まれやすい局面
1月7日の相場では、
一部で「ドルが強い」という声も聞かれる。
だがこれは、
極めて危険な錯覚だ。
● 相対的に動いただけのドル
ドルは、
-
他通貨が調整した
-
その結果、相対的に上に見えた
だけである。
本質的には、
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利上げ終了
-
利下げ議論
-
成長率鈍化
という環境は何も変わっていない。
● ドル高トレンド再開の条件は満たされていない
ドルが再び主役になるには、
-
金利が再び上がる
-
世界的リスク回避が急激に強まる
といった条件が必要だ。
現時点で、
その兆候は存在しない。
■ 4. 円:揺さぶりの“標的”になりやすい通貨
年初の揺さぶり局面で、
最も標的になりやすいのが円だ。
理由は単純だ。
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流動性が高い
-
参加者が多い
-
ストップが溜まりやすい
● 円安・円高、どちらも“本気”ではない
1月7日の円の動きは、
-
円安に見えても
-
円高に振れても
いずれも短命だ。
これは、
どちらの方向にも確信がない
という市場心理を示している。
● 円は「揺さぶられる側」であり、「仕掛ける側」ではない
この点を見誤ると、
年初相場で大きなミスを犯す。
■ 5. ユーロ:揺さぶりの中でも崩れない通貨
1月7日の動きの中で、
最も注目すべきはユーロだ。
● ユーロは“揺さぶられても形を崩さない”
-
下げても浅い
-
戻りが早い
-
値動きが整っている
これは、
大口資金がすでにポジションを構築している
可能性を強く示唆する。
● ユーロは年初から「本流側」
短期的な上下はあっても、
評価軸は一貫している。
■ 6. 豪ドル:本命の前に、必ず試される通貨
豪ドルも、
1月7日の揺さぶり対象の一つだ。
だが、
-
深く売られない
-
パニックが起きない
点が重要だ。
● 豪ドルは“売り切れ感”が強い
悪材料に対して反応が鈍い通貨は、
次の相場で主役になりやすい。
■ 7. 年初の揺さぶりで負ける人の共通点
この局面で負ける人には、
明確な共通点がある。
-
動いた理由を考えない
-
値幅だけで判断する
-
早く結果を求める
相場は、
早く当てた人ではなく、
最後まで残った人が勝つ
■ 8. 主要通貨ペアの現在評価(1月7日)
| 通貨ペア | 状況 |
|---|---|
| USD/JPY | 揺さぶり中・軸不変 |
| EUR/USD | 安定 |
| EUR/JPY | 押し目限定 |
| AUD/USD | 下げ渋り |
| AUD/JPY | 調整許容 |
| GBP/USD | 不安定 |
| CAD/JPY | 原油依存 |
■ 9. 1月7日時点の結論
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動きは出たが本流ではない
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年初の揺さぶりが始まった
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ドル円は相変わらずテーマ外
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ドル高再開の条件は未成立
-
ユーロ・豪ドルは評価維持
-
焦った参加者から脱落する
🧭 総括
1月7日の相場は、
「動いた」という事実以上に、
動いても、評価が変わらなかった
ことが重要だ。
相場は今、
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本流に入る前の最終チェック
-
参加者の覚悟を試す段階
にある。
この揺さぶりを、
-
チャンスと見るか
-
ノイズと見切るか
その判断が、
2025年相場の最初の分かれ道になる。

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