【1月9日|為替ファンダメンタル分析レポート】
「相場は選別を終えた。“動く通貨”と“動かない通貨”が、はっきり分かれ始めている」
1月9日。
年初相場は、ついに“静かな分岐点”を通過した。
1月7日が揺さぶり、
1月8日が否定。
そして1月9日は、
何が残り、何が切り捨てられたのかが、はっきり見える日となった。
値動き自体は、まだ大きくない。
だが相場はすでに、
動く準備ではなく、動く通貨の選別
を終えている。
ここを読み違えると、
2025年最初の波に乗ることはできない。
■ 1. 年初第1波は「一斉に」始まらない
多くの参加者が誤解している点がある。
それは、
年初相場は、すべての通貨が同時に動く
という思い込みだ。
現実は正反対である。
● 相場は必ず「選別」から始まる
-
動く通貨
-
動かない通貨
-
触ってはいけない通貨
この3つに、
まず市場が分ける。
1月9日時点で、
この選別はほぼ完了した。
■ 2. ドル円:完全に“動かない側”へ
1月9日の相場で、
最も明確だったのはドル円だ。
● 値があるのに、相場がない
ドル円は、
-
レートは存在する
-
だが、テーマがない
これは、
市場が興味を失った通貨ペア
の典型的な状態だ。
材料が出ても、
-
反応が薄い
-
続かない
-
語られない
この3点が揃った通貨は、
年初相場では完全に脇役になる。
● ドル円が再び動く条件は極めて限定的
-
日米金利差の再拡大
-
日銀の想定外行動
-
世界的リスクオフ
いずれも、
1月9日時点では現実味がない。
■ 3. ドル:相場の中心から「測定軸」へ
ドルは、
年初第1波の主役ではない。
だが、
重要性が下がったわけでもない。
● ドルは「動かす通貨」ではなく「測る通貨」
現在のドルは、
-
他通貨の強弱を測る基準
-
リスクの温度計
として機能している。
この状態では、
ドルそのものにトレンドは生まれない
● ドル高・ドル安論争が消えた意味
1月9日時点で、
-
極端なドル高論
-
急落を予想するドル安論
いずれも聞こえてこない。
これは、
市場がドルを“結論の出た通貨”として扱っている
証拠だ。
■ 4. 円:売りの主役から“様子見通貨”へ
円は、
年初相場の中で重要な位置にいる。
だがそれは、
主役だからではない
● 円は「売られ続ける通貨」ではなくなった
1月7〜8日の揺さぶりで、
円は何度も試された。
それでも、
-
急落しない
-
投げが出ない
-
方向が出ない
この事実は重い。
市場は、円売りに確信を持っていない
● 円は“動かないが、無視できない”
これは、
相場転換期に特有のポジションだ。
■ 5. ユーロ:年初第1波の最有力候補
1月9日時点で、
最も条件が整っている通貨はユーロだ。
● ユーロは「否定されなかった通貨」
-
揺さぶりでも崩れない
-
短期調整が浅い
-
買いが静かに入る
これは、
大口資金がすでに腰を据えている
サインである。
● ユーロは“理由なく下がらない”
相場において、
下がらない通貨は、最終的に上がる
ユーロはまさにこの形だ。
■ 6. 豪ドル:第1波の“加速装置”
豪ドルは、
1月9日時点では主役ではない。
だが、
-
ユーロが動き出した時
-
リスク選好が明確になった時
一気に連動する可能性を秘めている。
● 豪ドルは「先に動かない」通貨
豪ドルは、
他が動いた後に、最も効率よく動く
この特性を持つ。
■ 7. 年初第1波が本格化する条件
ここで重要なのは、
何を待つべきかだ。
年初第1波が本物になる条件は、
以下の3点だ。
-
動いた通貨が、翌日も否定されない
-
他通貨が追随し始める
-
ボラティリティが“増え方”を変える
1月9日時点では、
その入り口に立った段階である。
■ 8. 主要通貨ペアの現在評価(1月9日)
| 通貨ペア | 評価 |
|---|---|
| USD/JPY | 完全に脇役 |
| EUR/USD | 第1波候補 |
| EUR/JPY | 強さ維持 |
| AUD/USD | 待機 |
| AUD/JPY | 準備段階 |
| GBP/USD | 不安定 |
| CAD/JPY | 原油依存 |
■ 9. 1月9日時点の結論
-
年初相場の選別は完了
-
動く通貨と動かない通貨が分離
-
ドル円は完全にテーマ外
-
ドルは測定軸
-
円は売りの終盤
-
ユーロが第1波の中心
-
豪ドルは追随役
🧭 総括
1月9日の相場は、
派手な値動きはなかった。
だが、
何が“動かないか”が確定した
という意味で、
極めて重要な一日だった。
相場はこれから、
-
少数の通貨で
-
明確な方向に
-
ゆっくりと
動き始める。
2025年相場は、
もう始まっている。
気づいている人だけが、
最初の波に乗れる。

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