【1月29日|為替ファンダメンタル分析レポート】
「集中相場は“広がらない”。1月29日、市場は選別を始めた」
1月29日。
相場は依然として落ち着いている。
だが、この日の静けさは、これまでとは質が違う。
1月27日が「流れの確認」、
1月28日が「次段階への準備」だとすれば、
1月29日は明確にこう位置づけられる。
選別
相場は広がらなかった。
すべての通貨が同じ方向を向くこともなかった。
だがそれこそが、
この相場が“本物”である証拠である。
■ 1. 集中相場は“拡散”ではなく“圧縮”で進む
多くの参加者が誤解する点がある。
集中相場が続くと、
そのうち他の通貨も全部ついてくる
と考えがちだ。
しかし実際は逆である。
集中相場が成熟すると、
-
選ばれる通貨はさらに絞られる
-
そうでない通貨は静かに切られる
1月29日は、
まさにその「圧縮」が起きた一日だった。
■ 2. 市場心理:安心感の中にある“冷酷さ”
この日の市場には、
-
恐怖はない
-
高揚感もない
しかし、
はっきりとした特徴があった。
迷いがない
● 迷いがない相場の怖さ
迷いがない相場では、
-
中途半端な通貨は無視される
-
ストーリーが弱いものは排除される
これは決して荒れた相場ではない。
むしろ、
非常に合理的で、冷静な相場
である。
■ 3. ドル円:もはや“相場外”の存在
1月29日、
ドル円は相変わらず大きな注目を集めなかった。
重要なのは、
誰も「戻る」とも「崩れる」とも本気で語らない
という点だ。
● 完全に興味を失われた通貨
-
トレード対象にならない
-
相場観の議論にも使われない
ドル円は、
相場の外に置かれた存在
になっている。
■ 4. ドル:主役を降りた通貨の典型例
ドルはこの日も、
-
材料には反応
-
だが、方向は生まれない
● ドルの役割の固定化
今のドルは、
相場を作る通貨ではなく
相場を邪魔しない通貨
として扱われている。
これは、
ドルが嫌われているわけではない
必要とされていないだけ
という、
最も静かな評価低下である。
■ 5. 円:売られながらも“無理をされない”
円は引き続き売られやすい地合いにある。
しかし、
-
投げ売りは出ない
-
一方向に走らない
● 円が保たれている理由
これは日本要因ではない。
完全に、
相場全体の冷静さ
によるものだ。
集中相場が崩れる直前には、
必ず円が乱暴に売られる。
だが、1月29日時点では、
その兆候は一切ない。
■ 6. ユーロ:選別を勝ち抜いた通貨
1月29日、
最も評価を高めたのは、やはりユーロだ。
-
他通貨が伸び悩む中でも崩れない
-
相対的な強さが際立つ
● なぜユーロだけが残るのか
理由は単純である。
ストーリーが一番きれいだから
-
金利差
-
政策見通し
-
資金の流れ
どれを取っても、
説明に無理がない。
■ 7. ユーロ円:集中相場の“最終形態”
ユーロ円は、
-
押しても拾われる
-
伸びても過熱にならない
● なぜこの形が崩れないのか
それは、
短期筋が主導していない
からだ。
ユーロ円は今、
中長期資金の「置き場所」
として機能している。
■ 8. 豪ドル:残留に成功した通貨
1月29日、
豪ドルは静かだった。
しかし重要なのは、
売られなかった
という事実だ。
● 集中相場での“生存”
集中相場では、
-
主役
-
生き残り
-
消える通貨
の三層に分かれる。
豪ドルは、
生き残りに成功した
通貨である。
■ 9. ポンド:選別で落ちた通貨
ポンドはこの日、
-
大きく売られたわけではない
-
だが、明確に選ばれなかった
● 集中相場の残酷な現実
集中相場では、
「悪くない」は理由にならない
ポンドは、
良くもない
この評価から抜け出せていない。
■ 10. その他通貨:完全な序列化
● カナダドル
原油連動が弱く、
評価対象外。
● スイスフラン
リスクオフがない以上、
存在意義が薄い。
■ 11. 通貨ペア評価(1月29日)
| 通貨ペア | 評価 |
|---|---|
| USD/JPY | 対象外 |
| EUR/USD | 主軸 |
| EUR/JPY | 最重要 |
| AUD/USD | 残留 |
| AUD/JPY | 補助 |
| GBP/USD | 脱落 |
| CAD/JPY | 無関心 |
■ 12. 1月29日の本質
この日の本質は、
極めてシンプルだ。
相場が広がらなかったこと
これは弱さではない。
むしろ、
強さの証明
である。
🧭 総括
1月29日、
市場は静かに決断した。
「全員は連れて行かない」
集中相場は今、
-
広がる段階を終え
-
絞る段階に入った
この先に待つのは、
-
もう一段の加速
-
もしくは、高値圏での長期滞在
だが、いずれにせよ、
主役は変わらない

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